ボクは見た
先週の月曜日、かあちゃんがじいちゃんの按摩の治療を受けるので、ボクも一緒に連れられてボクの実家に帰った。
最初、かあちゃんは「凛、どうする?実家にはニャンコのミケがいるから、あんた疲れるだけかもしれへんし。お留守番探索四十 洗腦してるか?」とボクに聞いてくれていた。ボクとしては、普段は留守番ばかりだし、家にいてもかあちゃんは何かしていて、ボクとほとんど遊んでくれないので、かあちゃんと一緒にいられる時はできるだけいたい。それにドライブは、ずっと一緒にいられるし、途中で美味しいものも食べさせてもらえるから大好きなんだ。
ま、ボクに聞いてくれたところで、ボクが返事をしてもかあちゃんはワン語を理解できないから、ボクの気持ちは届かない。
悩んだかあちゃんは、じいちゃんに聞いていた。それで「凛、明日は一緒に行こな。ニャンコいるけど、大丈夫か~?」というこ探索四十 洗腦とでボクの同伴はじーちゃんの鶴の一声で決まったわけだ。
かあちゃんが按摩に行ってしまったら、ボクは一人取り残される。この日は台所の隅でじっとしていた。ホントに不安だ。ニャンは飛ぶし、、、。
ボクの不安で孤独な時間がどれだけ過ぎただろう。やっとかあちゃんが帰ってきた。早く帰りたいけど、かあちゃんはいつもボクの実探索四十 洗腦
のとうちゃん、かあちゃん、姉ちゃんと、おまけにニャンコにまで仲良くスキンシップを楽しんでからしか帰らない。ニャンコは炬燵に入っていたのに、わざわざ出してもらって、ボクの反応を見ようとするから、性格悪いゾ!かあちゃん。ボクは逃げるしかないんだー。
しばらくして、姉ちゃんがニャンコにしたことをボクは見た。少し離れた安全圏と思える場所でだけど。
姉ちゃんはスゴイというかなんというか。それは恐ろしい光景だった。
姉ちゃんは、ニャンコの顔を足で踏みつけていた。ニャンコは床に横になって倒れている。そしてどうもニャンコの顔のあたりを舐めていた。ニャンコは何も抵抗しない。されるがままだ。姉ちゃんはそれを無表情でやっていた。無表情はコワイ。あれは姉ちゃんの愛情表現なのかもしれないという噂をニンゲンがしていた。
それにしても、ニャンコを足で踏みつけておとなしくさせるなんて。姉ちゃんはコワイ。